「骨粗しょう症の薬を飲んでいるのですがインプラント治療はできますか？」

骨粗しょう症の薬を飲んでいる方は、骨壊死を起こしやすい。

いわゆる、インプラント等を埋入すると骨壊死を起こしますよというのが、

もう10年ほど前からわかってきていて、ずっと否定的な意見だったんですが、

ただ３年ほど前からある程度こういった形であればというふうに言われているのは、

例えば、静脈等に注射をされている方の場合は、この骨壊死というのが起こる、

ブロンチェというんですけど、そういったものが起こるとされているんですが、

いわゆる経口薬、薬を飲んでいる形の方では、

ほぼ骨粗しょう症薬でこういったブロンチェは起こさないんではないかということが言われだしています。
もちろん、かかっていらっしゃるお医者さんとの間のところで、

骨粗しょう症薬をどの程度飲まれているか、

あるいは、どうしても飲まなければいけないのか、その辺のところを密にお話をすることが大切です。

骨粗しょう症のお薬というのは、骨折をしないため等に飲まれているというのが本来なんですけど、

予防投与として飲まれている方もいらっしゃるんですね。

そういった方の場合は、休薬、薬を止めることも可能でしょうし、

そこの部分のところを整形の先生等と歯医者の間のところで、

密にご連絡をさせていただいてだったら休薬、

例えば３カ月の休薬をさせていただいて、

そのときにやりましょうとかっていうことが可能であれば、そういった形を取っていきます。
ただ、どうしても骨粗しょう症のほうが治療的に優先だということであれば、

そのお薬というのは止めることもできませんし、僕らはインプラントよりも、

骨折によってその方の実際の生命に関わる部分ですから、

そういった形のところを僕らのほうから、どうしてもということを言うことは言うことができません。
もちろんインプラント治療というのは、骨粗しょう症薬がないという部分で、

飲んでいらっしゃるとどういうことが起こるかちうところも大切ですし、

どういうことが起こるかと言えば、インプラント治療が骨が硬過ぎる、

熱を持ってしまって、くっつかないのではないかということが言われています。
その辺のところもありますので、できれば整形の先生との間の

タイアップが十分な関係でできているときに、こういった治療が可能なのかなというふうに思っています。