１分でお答えするショートQ&Aです。

「顎関節の関節雑音って、どんなものですか？」

顎関節症というのはほとんどの場合、関節円板という下顎頭ですね。

頭についている関節円板というのが、前方方向に

滑り落ちている場合に起こっているというところで音がしたりとか、

あるいは初めは、クリック音ていうんですけど、

クリッていう感じの引っ掛かる音ですね。

クリッていう形があって、開けるときにいったん鳴って

また閉めてくるときに鳴るっていう、相反性クリックというんですけど、

これがだいたい初期症状で起こります。

そこから一時的にはその関節雑音が消えたりとか、

音自体はしなくなるというときもあったりとか、

あるいは、開けるときだけ、閉めるときだけという方もいらっしゃいます。
それが、ザリザリ音になってくるんですね。

そうすると、関節の上部のところが変形しだしたりとか、

そうなってきているという方の場合も、

またちょっと違う音がしたりするというのが、関節雑音の特徴だったります。
症状によって出たり、あるいはしない時期もあったりしますので、

顎関節症の方が全部がするというわけではないんですが、

一応これがあった経験があるというところは、結構重要な判断要素になります。