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インプラントの方法

投稿日: 2015年11月9日  | カテゴリ: インプラント治療

 

『インプラントの方法』



 

本日は「インプラントの方法」について、お話していこうと思っています。

インプラント治療は紀元前より行われていたそうです。

私の師匠によれば、最も古いのは象の牙、象牙ですね。

それを歯の形に砕いて、「象牙かん」という名前で使っていたという文献があるそうです。

ただ、その頃のインプラントは入れれば入れたでおしまい、感染したらもう元の木阿弥(もくあみ)です。

どんなインプラントを使われているのか、どういった方法で埋入されているのか、

そういったことは皆様あまり気にされないかもしれませんが、実はものすごく重要な問題です。

ドクターを選ぶ際には、どんなインプラントが入るのかを知らなければ、

皆様のもしかしたら将来的なインプラント再治療の際には大きな問題となってきます。

 

現在のドクターの中には、安いからといってあまり主流でないインプラントを使われる方もいらっしゃいます。

メーカーによっては、僕が思っていても会社が危ないような会社があり、

将来的な部品供給がなくなったり、現在は行われていない方法で行うというようなことも存在しています。

インプラントはどのメーカー製で、どういった方法で埋入されるのか、

患者さんの側からもドクターに聞いておく必要があると思います。

また、その方法が他のドクターでも治せるのかについても同じように聞いておいてください。

それでは、今日のお話を始めたいと思います。

 

インプラント治療の方法、種類


インプラント治療の分け方にはいろいろな種類があるんですが、

主に分けるとすれば1回法と2回法によって分ける方法というのが一番完全です。

1回法というのは、インプラントの埋入手術を1回で行う方法。

インプラントの埋入手術を2回で行う方法が、

2回法と思っていただければそれで結構です。

1回の方法は、1回で粘膜と骨との貫通部をインプラントで埋めてしまいますので、

1回埋めてしまえばそのまま最終補綴処置に移っていきます。

ただ2回法の場合には、1度インプラント体自体を埋め込んでくっつけた後に、

粘膜貫通部をもう一度治るというための2次手術というのをしてから、治していきます。

なぜこんな面倒くさいことをするかというと、インプラントの周りには常時骨があるわけではなく、

場合によってはインプラントの周囲のところに骨を増やす手術というのをすることが多いというのが、

日本人のインプラント手術の場合多いとされています。

そのため、どうしても2回法の選択のほうが、その後の補綴の設計などに有利になってきます。

 

1回法というのは骨に穴を開けて、そこにインプラントを埋入していって、

そのまま上に補綴物を載せてしまう方法です。

確かに簡便ですが、これによって周囲に骨がない場合などは、

この手術によってすぐに感染を起こし、

インプラントがくっつかないなどということが起こりやすいとされています。

 

2回法というのは、それに引き換え、インプラントを一度埋め込んでしまいます。

それによって感染を防ぎ、一度インプラント体自体が骨の中で十分に熟成されるというメリットがあります。

 

このように粘膜貫通部をもう1回手術をさせて治すことにより、

より安全にインプラントを埋入することができるのが2回法の特徴です。

 

では、インプラントというのが、どのようなタイプがあるかというところについても、ご説明していこうと思います。

右の図のように、派手派手に上の歯にインプラントが入っているのを過去の患者様にはかなり多く見たことがあります。

これは、サブペリオスチールSubperiostealといって、歯根膜型のインプラントとされています。

従来、このようなインプラントによって、フルマウス、

すべての顎を治さないといけないといっていた考え方から、

できるだけ少ロッドのチタン型のインプラントによって治そうというのが、現在への動きとされています。

主なタイプ別には、サブペリオスチール、歯根膜型のインプラント。

エンドウセイスEndosseosはエンドスチールいわゆる、歯根型のインプラント。

これはちょっと特殊なのですが、トランスオスチールTransostealといって、

顎自体を貫通させて止めているインプラントというのが、アメリカには従来ありました。

現在はほとんどのタイプが、この歯根型によって治されているとされています。

ルートフォームRoot formという言い方もします。

インプラント体とそれにくっつくアバットメントAbutment、それらの構造からできてくる1回型、

あるいは2回型のインプラントというのが現在の主流です。

 

ボディの形はどうでしょう。

いまだに様々な形があります。

表面構造もこのようなものは違っています。

従来、チタンのネジだけだったものから、現在では表面にいろいろな加工がされていたり、

アパタイトがついていたり、そういったことでいろんな形をしたインプラントが現在でもまだ売られています。

 

また、形状自体も違っています。

これはある会社のものですが、根っこのところに、かなり溝が細く切られていることによって、ここでの骨の吸収を防いでいたりします。

また、テーパーがついている三角形形状のものから、あまりついていないもの。

あるいは、頸部のところが細くなっているタイプ。

こういったところに歯肉がくることによって、より安全にインプラントが使われると、今はされています。

 


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